全体説明会2024開催!

静岡大学人文科学部大講義室で、令和6年度の全体会が行われました。今年度合格した受講生・保護者・メンターをはじめ評価委員の皆様に参加していただき開催されました。

今年度からこのプロジェクトの主担当者である紅林教育学部教授のあいさつを皮切りに、当プロジェクト責任者であります静岡大学日詰学長、そして村山教育学部長、日本海洋科学技術振興会 興理事長様が受講生に探究する力や夢中になって取り組む素晴らしさ等、熱いエールを贈っていただきました。

その後「静岡STEAMフューチャースクールが目ざすもの」という講話を、前主担当者でありました静岡大学熊野名誉教授(現宮城教育大学特任教授)から、アメリカで誕生したSTEM教育から始まった歴史的な変遷の話や世界の動向なども踏まえて、日本でも国家事業としてSTEAMの学びが取り入れられ、現在全国の大学を中心に全ての幼稚園・小学校・中学校・高等学校・大学で取り組みはじめています。静岡大学は、取り組みはじめて第2期目(1期は5年)に合格し7年目になっていて、全国でも早い段階から実践している数少ないSTEAM講座となっています。小学校5年生から中学3年生までが「静岡STEAMフューチャースクール」ですが、高校に行ってももっと科学探究をやりたいという人には、静岡大学理学部がJST日本科学技術振興機構から「次世代科学者育成プログラム」の厳しい審査を通りFSS(フューチャー サイエンス スクール)を実施していて、全国でも珍しい小学校5年生から高校2年生までの7年間を科学探究力を伸ばすために、大学が本気になって取り組もうとする若い人たちを国からの支援を受けながらサポートして行く体制が整っているのです。しかも、基本的に講座の参加料は無料なのです。

静岡の子どもたちは、大変恵まれた環境にいると言うことができます。将来、科学者やお医者さんなどの理系の学びを必要とする職業に就きたい人は、こうした理系の科学的探究力を磨く場が近くにあり、しかも「受講料が無料」で参加出来るのですから、ぜひ理系に将来の進むべき進路を考えている人は、とりあえず「静岡STEAMフューチャースクール」から第一歩を歩み出して下さい。

日本の宇宙工学に関わってきた増田和三博士の講演会+科学を始める第一歩は「観る」ことからのワークショップは、どうでしたか。 「πを求める」のに、竹串を放り出す実験から…まさか求められるなんて考えつきましたか?

みなさんの探究活動も、こうした身近な所から「観つける」努力をしてみると良いですね。この実験に興味を持った人は、自分のテーマにしてみるのもOKです。また数学に興味を持っている人は、「フィボナッチ数列」を私たちの身の回りの幾何学模様などから探して自分の探究にしてみるのもgoodですね。